除湿機を使うと部屋が暑くなるのはなぜ?5つの対策で夏も快適に過ごすコツ

除湿機を使うと部屋が暑くなるのはなぜ?5つの対策で夏も快適に過ごすコツ 家電の困りごと
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除湿機を回すとどうしても部屋が暑くなるものですが、これは故障ではなく、機械の仕組み上どうしても避けられないこと。せっかく湿気を取っているのに、室温まで上がってムシムシするのは、正直言って困ってしまいますよね。

もし「湿気は取りたいけれど、部屋の温度が上がるのは嫌」と悩んでいても大丈夫。安心してください。

実はちょっとした使い方の工夫や、状況に合わせた機種選びのコツを知るだけで、夏の不快感は驚くほど解消できるんです。

この記事では、除湿機が熱を出す理由から、室温上昇を抑えて快適に過ごすための5つの対策までを具体的にご紹介。最後まで読めば、ジメジメした季節でも、さらっと涼しいお部屋を賢くキープできるようになりますよ。

私と一緒に、理想の室内環境を整える方法を見ていきましょう。

この記事のポイント

  • 機械の廃熱により、運転中は室温が数度上昇する
  • コンプレッサー式を選べば、室温上昇を抑えられる
  • エアコンとの併用や、外出中の稼働で暑さを回避する

除湿機で部屋が暑くなる理由と仕組み

それでは、なぜ除湿機を使うと部屋の温度が上がってしまうのか、その具体的な理由について詳しく見ていきましょう。

部屋に熱が放出される仕組み

除湿機を動かすと、部屋の空気が乾燥する一方でどうしても熱が発生してしまいます。

これは、機械が空気中の水分を取り除く際にエネルギーを消費し、それが熱となって部屋の中に放出されるためです。日本建築学会の報告でも、家電製品の消費電力は最終的に熱として室内に放出され、温度上昇の要因になると指摘されています。

除湿機は冷房のように熱を外に逃がす「排気ダクト」が基本的にはないため、発生した熱がすべて室内にこもってしまうのが暑くなる最大の原因です。そのため、閉め切った部屋で使い続けると、どうしても室温が数度上がってしまいます。

コンプレッサーの動作熱

コンプレッサー式の除湿機は、空気を冷やして水分を結露させることで除湿を行います。

この仕組みには「冷媒」を圧縮するためのモーターが必要で、このモーターが動く際にかなりの動作熱が発生します。日本冷凍空調学会の分析によると、ヒートポンプサイクルを利用する過程でモーターの排熱が室内に排出されるため、空調負荷に影響を与えることが分かっています。

湿気はしっかり取れますが、機械そのものが発熱体として部屋を暖めてしまうという側面があるのです。夏場に使う場合は、この動作熱による温度上昇をあらかじめ考慮しておく必要があります。

ヒーターによる発熱

デシカント式の除湿機は、乾燥剤に吸着させた水分をヒーターで温めて蒸発させる仕組みです。

ヒーターを直接使うため、コンプレッサー式に比べても放出される熱量が格段に多くなります。冬場の結露対策には心強い味方ですが、夏場に使うと部屋がサウナのような状態になってしまうことも珍しくありません。

一般社団法人日本電機工業会のガイドラインでも、消費電力に比例した熱が排出されるため室温上昇への注意が促されています。湿気を取る力は強力ですが、ヒーターの熱がそのまま部屋の温度を押し上げてしまう点には注意が必要です。

冷風機能付きの注意点

「冷風機能」がついている除湿機もありますが、これには少し注意が必要です。

吹き出し口からは涼しい風が出てきますが、実は本体の後ろ側からはそれ以上の熱風が出ています。冷房のように熱を完全に外へ追い出しているわけではないため、部屋全体の温度は結果的に上がってしまうのです。

「涼しくなると思ったのに、部屋全体が暑くなった」と感じるのはこのためです。冷風機能はあくまで自分の周りだけを部分的に冷やすものと割り切って使うのが賢明ですよ。もし水がたまらないなどのトラブルがあれば、故障の前にまず設定を確認してみましょう。

除湿方式による室温上昇の違い

ここでは、除湿機のタイプごとにどのくらい室温が上がるのか、その違いについて解説していきますね。

除湿機の方式によって、室温の上がり方は大きく異なります。自分の使っている機種や、これから購入したい機種がどのタイプに当てはまるかチェックしてみてください。

コンプレッサー式

コンプレッサー式は、室温上昇が比較的少ないのが特徴で、夏場の利用に最も向いています。

室温の上昇幅はおおよそ1〜2度程度に抑えられるため、エアコンと併用すれば暑さをそれほど感じずに除湿が可能です。湿気が高い時期でも強力に水分を取り除いてくれるので、梅雨時の強い味方になってくれます。

消費電力も少なめなので、夏場のランニングコストを抑えたい場合に最適な選択肢と言えます。ただし、気温が低い冬場は除湿能力が落ちるという特性も持っています。

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デシカント式

デシカント式はヒーターを使用するため、室温が3〜8度ほど上昇することがあります。

真夏にこのタイプを使うと、部屋の温度が急激に上がってしまうため、人がいる部屋での使用はおすすめできません。主に気温の低い冬場や、洗濯物を乾かすための衣類乾燥専用として使うのが一般的です。

夏に使うとどうしても不快感が増してしまいますが、冬場の結露対策や寒い時期の衣類乾燥には非常に優秀な働きを見せてくれます。季節に合わせて使い分けるのが、快適に過ごすためのコツです。

ハイブリッド式

ハイブリッド式は、コンプレッサー式とデシカント式のいいとこ取りをしたタイプです。

夏場は温度上昇の少ないコンプレッサー式、冬場はパワーのあるデシカント式と自動で切り替えてくれます。シャープが発表した新モデルのように、一年中安定した除湿力を発揮しながら低騒音化を実現している製品も増えています。

価格は少し高めですが、季節を問わず一台で快適な湿度を保ちたいなら一番の選択肢になります。最近ではパナソニックのエコ・ハイブリッド方式のように、消費電力を大幅に抑えたモデルも登場しており、注目を集めていますね。

ペルチェ式

ペルチェ式は、小型で音が静かなことが最大の特徴です。

コンプレッサーを使わないため排熱も少なめですが、その分除湿能力は他の方式に比べるとかなり控えめです。山善から発売されたコンパクトモデルのように、クローゼットや下駄箱といった狭い場所の湿気対策に特化しています。

広いリビング全体を除湿するのには向きませんが、狭い空間を暑くせずにピンポイントで除湿したいときに便利です。大きな音が苦手な方や、寝室のちょっとした湿気取りにも重宝しますよ。

部屋を暑くせず快適に使う5つのコツ

除湿機による室温上昇を抑え、夏でも快適に過ごすための具体的な対策を確認していきましょう。

ちょっとした工夫をするだけで、除湿機の「暑い」というデメリットを大幅に軽減できます。特にエアコンとの使い分けが重要ですよ。

エアコンと併用する

夏場に除湿機を使うなら、エアコンとの併用が最も効果的で快適な方法です。

除湿機で湿度を下げつつ、エアコンで上がった室温を下げるという役割分担をさせましょう。湿度が下がると体感温度が下がるため、エアコンの温度設定を高めにしても十分に涼しく感じられ、節電にもつながります。

最近ではLGエレクトロニクスが提案する「AI Cold Free」技術のように、冷却と除湿を賢く両立させて過度な冷やし過ぎを防ぐ考え方も広まっています。両方の得意分野を組み合わせるのが、夏の室内環境を整える近道ですね。

サーキュレーター活用

空気の流れを作るサーキュレーターも、除湿機とセットで使いたいアイテムです。

除湿機から出る温かい風が一部にたまらないよう、空気を循環させることで室温のムラをなくせます。また、風が肌に当たることで気化熱により涼しく感じるため、体感温度を下げる効果も期待できます。

洗濯物を乾かす際も、除湿機とサーキュレーターを併用することで乾燥時間が短縮され、結果として運転時間を短くできます。熱が発生する時間を減らすことが、部屋を暑くしないための秘策ですよ。

不在時に稼働させる

部屋が暑くなるのがどうしても気になるなら、人がいない時間帯に運転させるのが一番の解決策です。

仕事やお出かけの間にタイマーをセットしておけば、帰宅時には湿気が取れてカラッとした快適な空間が待っています。洗濯物の部屋干しも、不在時の閉め切った部屋で行えば効率よく乾かせます。

「自分がいるときは暑くて使えない」という不満も、使う時間をずらすだけでストレスなく除湿のメリットだけを享受できますよ。スマート家電に対応したモデルなら、外出先からスマホで操作できてさらに便利です。

設置場所を工夫する

除湿機を置く場所を少し変えるだけでも、暑さの感じ方は変わります。

壁から離して空気の通り道を確保することで、排熱が効率よく分散されるようになります。また、部屋の入り口付近に置いて廊下側に熱を逃がしたり、換気扇の近くで使うのも有効な手段です。

狭い場所に押し込んでしまうと熱がこもりやすいため、周囲に十分なスペースを空けて風通しの良い場所に置くのがポイントです。空気の入り口と出口を塞がないよう、定期的なフィルター掃除も忘れないでくださいね。

排熱ダクトを利用する

一部のモデルでは、本体の後ろに取り付けて熱を外に逃がす「排熱ダクト」が付属しています。

これを使えば、除湿機から出る熱風を窓の外や別の部屋へ直接追い出すことが可能です。特に冷風機能付きのモデルでこれを利用すると、前方の涼しい風だけを効率よく室内に取り込めるようになります。

簡易的な工夫ではありますが、部屋の中に熱を入れない物理的な対策として非常に効果的です。ダクトを窓に固定するパネルなども市販されているので、本格的に暑さ対策をしたい方は検討してみてください。

除湿機を活用するメリット

ここでは、私が実際にシャープの冷風衣類乾燥除湿機を使ってみて感じた、除湿機の素晴らしいメリットをご紹介します。

除湿機は単に部屋を乾燥させるだけでなく、私たちの生活の質をぐっと上げてくれる頼もしいパートナーです。実際に愛用している立場から、特におすすめしたいポイントをまとめました。

体感温度が下がる

除湿機を使う最大の魅力は、数字上の室温が変わらなくても「涼しく感じる」ようになることです。

実際に使ってみると、湿度が20%ほど下がるだけで肌のベタつきが消え、驚くほど過ごしやすくなるのが分かります。日本の夏は湿度が非常に高いため、水分を取り除くだけで不快感が劇的に軽減されるのです。

エアコンの冷房が苦手な方でも、除湿でカラッとさせるだけで快適に過ごせる場合がありますよ。シャープのCM-P100-Wのようなモデルなら、室温より低い風を直接浴びることでさらに涼感を得られるので、パーソナルな暑さ対策にぴったりだと感じました。

無理に設定温度を下げるより、湿度管理を優先するのが賢い選択です。

カビの発生を抑える

梅雨時から夏にかけての悩みであるカビ対策として、除湿機は欠かせない存在です。

部屋の湿度を常に60%以下に保つように稼働させておくと、壁紙やクローゼットの中の嫌なニオイや黒ずみを防ぐことができます。特に風通しの悪い北側の部屋などで、その効果を強く実感しています。

大切な衣類やカバンをカビから守れるのは、大きな安心感につながりますね。国土交通省の資料でも、温熱環境の適正化が建物の健康維持に重要だとされています。

除湿機を上手に使うことは住まいを長持ちさせることにも直結するので、メンテナンスの一環として取り入れる価値は十分にありますよ。

洗濯物が早く乾く

共働きや一人暮らしの方にとって、洗濯物が短時間で乾くのは本当に助かるポイントです。

除湿機の「衣類乾燥モード」を使うと、自然乾燥では一日かかっていた厚手のタオルも、数時間でパリッと乾き上がります。雨の日が続いても洗濯物が溜まるストレスがなくなり、家事のスケジュールが立てやすくなりました。

急ぎで着たい服があるときも、除湿機の前に吊るしておけばあっという間です。生乾きのまま放置する時間を減らせるのが最大のメリットで、生活の効率が格段にアップしました。

一度この便利さを知ってしまうと、もう除湿機のない生活には戻れないほど頼りにしています。

部屋干し臭を防ぐ

洗濯物の生乾き臭に悩んでいるなら、除湿機はまさに救世主と言えるアイテムです。

あの独特な臭いの原因は、洗濯物が乾くまでの間に繁殖する雑菌によるものです。除湿機で一気に乾燥させることで菌が広がる隙を与えず、洗い立てのような清潔な状態をキープできます。

詳しくは部屋干しの臭い対策でも解説されていますが、乾燥スピードは非常に重要です。

シャープの製品ならプラズマクラスター機能がついているため、除湿と同時に除菌・消臭効果も期待できるのが本当に嬉しいところです。部屋中に漂っていた嫌なニオイが解消され、来客時も安心できるようになりました。

衣類だけでなく、部屋全体の空気もリフレッシュされる感覚があって、とても気に入っています。

ダニの繁殖を防ぐ

健康面でのメリットとして意外と見落としがちなのが、ダニの繁殖抑制です。

ダニは高温多湿な環境を好みますが、湿度が50%を下回ると活動が鈍くなり、繁殖しにくくなります。寝室やリビングの湿度をしっかり管理することで、アレルギーの原因となるダニの増加を防げるのは家族にとっても安心ですね。

目に見えない部分ではありますが、毎日を健康に過ごすための土台作りをしてくれている実感があります。お部屋をカラッと保つことが家族の健康を守る第一歩になると考えて、こまめにスイッチを入れるようにしています。

掃除機がけと合わせて湿度コントロールを行うのが、最も効果的なハウスダスト対策になりますよ。

暑くなる時期の除湿機のデメリット

メリットが多い一方で、暑い時期に使うからこその欠点もしっかり理解しておきましょう。

室温が上昇する

繰り返しになりますが、運転中の室温上昇は避けられない大きなデメリットです。

閉め切った部屋で数時間使うと、入った瞬間に「ムワッ」とする熱気を感じることがあります。特に狭い部屋で使う場合は温度の上がり方が顕著なので、熱中症への配慮も必要になってきます。

快適にするために使っているのに、結果的に暑さで体力を消耗してしまっては本末転倒です。使用する際は、換気を意識したりエアコンの設定を調整したりと、室温の変化に気を配る必要があります。

暑さに敏感な方は、先ほど紹介したコンプレッサー式を選ぶなどの工夫が欠かせません。

電気代がかかる

除湿機を長時間回し続けると、やはり気になるのが月々の電気代ですよね。

特にヒーターを使うデシカント式や、パワーのあるハイブリッド式は消費電力が大きくなる傾向があります。エアコンと同時に使う場合は、さらに電気代が上乗せされるため、家計への負担を感じることもあるでしょう。

最新のモデルは省エネ性能が向上していますが、無計画に24時間つけっぱなしにするのは避けたほうが無難です。電力会社が提供するアプリなどで消費電力をチェックしながら、賢くタイマー機能を活用するのがおすすめですよ。

効率よく短時間で除湿を済ませることが、お財布にも優しい使い方のコツです。

稼働音が気になる

除湿機は、意外と大きな動作音がする家電の一つでもあります。

特にコンプレッサー式は「ブーン」という独特の振動音が響くことがあり、就寝時や静かな部屋では気になってしまうかもしれません。テレビの音が聞こえにくくなったり、隣の部屋への音が心配になったりすることもあるでしょう。

最近は「弱モード」や「静音モード」を搭載したモデルも増えていますが、音の感じ方には個人差があるため購入前に確認しておくのが安心です。音が気になる場合は、防振マットを下に敷いたり、寝ている間は別の部屋で稼働させたりするなどの対策を検討してみてください。

静かさを重視するなら、ペルチェ式という選択肢もありますよ。

除湿機部屋暑くなるに関するQ&A

最後によくある疑問を解消して、納得して除湿機を選べるようにしましょう。

Q:夏に使うならコンプレッサー式とデシカント式、どっちが良い?

A:圧倒的にコンプレッサー式がおすすめです。デシカント式はヒーターの熱で室温が数度以上上がってしまうため、夏場はかなり暑く感じます。

コンプレッサー式なら温度上昇が1〜2度程度で済み、電気代も安く抑えられますよ。

Q:エアコンの除湿機能があれば、専用の除湿機はいらない?

A:エアコンは「温度を下げる」のが得意ですが、専用の除湿機は「水分を取る力」が非常に強力です。部屋干しを頻繁にする方や、エアコンがない部屋の湿気が気になる場合は、専用機があったほうが圧倒的に早く、快適に湿気を取り除けます。

Q:除湿機を置くだけで涼しくなる方法はありますか?

A:残念ながら、除湿機単体で部屋の温度を下げることはできません。しかし、湿度を50%前後に保つことで、肌のベタつきが消えて「体感温度」は確実に下がります。

扇風機を併用して肌に風を当てると、より涼しさを実感しやすくなりますよ。

もし、そもそも部屋の湿気がひどい原因が分からないという方は、換気環境などを見直してみるのも一つの手です。自分のライフスタイルに合った除湿機を選んで、暑い夏を賢く快適に乗り切ってくださいね。

まとめ:除湿機を賢く使って快適に過ごそう

この記事のまとめ

  • 除湿機は内部で熱が発生する仕組みのため、室温上昇は避けられないという前提で活用するのが大切です。
  • 夏の暑い時期には、ヒーターを使わず消費電力も少ないコンプレッサー式の除湿機を選ぶのがおすすめです。
  • エアコンの冷房機能と除湿機を同時に使うことで、室温を下げつつ不快な湿度もしっかり除去できます。
  • 扇風機やサーキュレーターで空気を回すと、湿度が下がったことによる清涼感をより効率的に得られます。

除湿機で部屋が暑くなる最大の理由は、湿気を取る過程で発生する「動作熱」が室内にこもってしまうから。特にヒーターを使うデシカント式は、夏場の使用にはあまり向きません。

暑さを抑えるなら、消費電力の少ないコンプレッサー式を選ぶのが鉄板。さらに冷風機能付きを選べば、湿気対策をしながら涼しい風も感じられて一石二鳥です。

私のおすすめは、多機能で移動もラクな冷風タイプ。迷ったときの基準はここですよ。

もう、ジメジメした不快な暑さに悩む必要はありません。まずは自宅にある機種のタイプを確認して、夏を快適に乗り切るための準備を始めましょう。

冷風機能付きの除湿機を導入して、カラッと涼しい理想の空間を手に入れてくださいね。

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